歴史と製法

江戸の大火より発達した桐のたんすは「火事と喧嘩は江戸の花」と言われてるように、江戸の町は火事が大変多かったのです。消化力の乏しい時代、大切なものは持って逃げることができませんでした。そのため、火事の際にもすぐにたんすを外に持って逃げられるようにとメジャーになったのが車たんすでした。しかしながら、江戸の大火の際に、大型の車たんすに荷物をつん人々で道路がふさがれてしまい、火がつき大参事を起こしてしまいました。そのため、当時の幕府が車たんすを禁止したために、桐のタンスを持つ人々が増えたのです。

桐材は国内だと下駄で有名な会津の桐、その他にも、中国、台湾、北米、ブラジルなどで産出した桐があります。焼桐するには、薬品で焼く方法、熱したコテで焼く方法、バナーで焼く方法など、色々な種類があります。

桐ダンスは手垢やしみ、かびなどがついてしまうという欠点もあります。特に梅雨の時期はカビに注意が必要です。カビがついてしまう原因としては、桐タンスに塗る塗料のせいであることが考えられます。塗料の成分は、トノコと夜叉の実であることが考えられます。そのため、表面の塗装に関しては、カビや汚れに強い塗装をしてあるか否かも、重要なチェックポイントになります。そのため、塗装技術の優れた製法を有している業者を探すのは重要な視点となります。